読売新聞2008/8/13
ホルモン活性化
体内の様々な活動をコントロールし、健康を支えるホルモン。
このシリーズでは、乱れがちなホルモンバランスを整えて
快調に過ごす方法を探る。
まずは、成長ホルモンによる減量法から。
成長ホルモンには、発育期に骨を伸ばし、
臓器や筋肉を大きくするほか、
脂肪を分解させる強い働きがある。
東京大学の石井直方教授(身体運動科学)によると、
成長ホルモンの分泌は、筋肉トレーニングで活性化される。
筋肉は多くのエネルギーを必要とするので、
鍛えて増やせば消費カロリーもアップする。
石井教授が
「昼休みなどちょっとした時間にもできる」と
薦めるのが、
鍛えたい部分をゆっくりと動かし続ける
「スロートレーニング(スロトレ)」。
常に筋肉に力が入り、静脈を圧迫し続けるため、
「高い負荷がかかっている」と
体が錯覚し、たくさんの成長ホルモンが分泌される。
例えばスクワットなら、ゆっくり膝を曲げ、
太ももが水平になったら、
動きを止めずに膝を伸ばし始める。
完全に立ち上がる直前に
再び膝を曲げ始める。
多少きついと感じる回数(5〜10回)を
1セットとして、3セット行う。
週に2〜3回やるのがいい。
筋トレの後、6時間程度は、
成長ホルモンによる脂肪分解作用が続くという。
その間に、ウオーキングなどの有酸素運動で
分解された脂肪を燃やす。
階段を使うなど、日常生活の中で
体を動かすよう心掛けるだけでも効果がある。
重要なのは、筋トレの後に
有酸素運動という順番を必ず守ること。
有酸素運動は成長ホルモンの分泌を抑える為、
順番が逆だと効果がない。




